Feb 24, 2011

Hot cat

photo by soo        

Feb 23, 2011

恭平と明星学園と音楽 Kyouhei & Myojo-gakuen's music

この前、小学校の友人が指揮をふるうオーケストラの演奏を聴きにいった。
名を富平恭平という。

演目は
ベートーヴェン
バレエ音楽『プロメテウスの創造物』作品43 序曲
交響曲 第1番 ハ長調 作品21
そして
交響曲 第5番 ハ短調 作品67『運命』

「日本では演歌調にされることの多いベートーヴェンの運命を
先生は『運命はこのように扉を叩かないのです』と宣言され、痺れました」
「『楽譜が求めているサウンドを検挙に再現する』
『定番演奏スタイルの常識に反しても平気』というスタンスに惚れてしまいました。」
 (演奏会プロデューサー 吉田弘一氏)

自分の好きなように、感情的な演奏をするのではなく、
楽譜を大切にし、作曲家をとてもリスペクトしている彼の指揮スタイルに
何かエゴを通り抜けた 人間の大きさみたいのも感じた。 

それは、ずっとクラシックをやってきた彼の答えなんだろうなあ、と思う。


同級生が燕尾服を着て「先生」と呼ばれる。
貫禄がついたその姿に感心しながらも
指揮する真剣さや動きは小学生の頃と変わらなくて、小学校の頃を思い出した。


私たちが通っていた明星学園小学校は変わっていた。

私立だったのだが、まず制服やランドセルという制度がない。
「学級のお友達は下の名前で呼びましょう。」と言う事で出席も名前で呼ばれる。

算数は、計算式を覚えて自動的に正解をだせても
なぜその答えになるのか、理由を説明できないとだめだった。

社会科では、縄文時代の授業で、土に縄で模様をつけて縄文土器を作った。

工作の時間、先生が刈ってきたきた羊毛を
解いて蒸して、染色して、紡いで(紡ぐためのスピンドルも作り)毛糸にし、
織り機を作って、その織り機と毛糸でポシェットを作った。

釘からナイフを作ったり、こけやたまねぎの皮で染色したり、様々なものを作った。

クウネルとか天然生活的な授業がたくさん
と考えてもらえば、わかりやすいかもしれない。

そんな小学校だった。

そんな小学校の音楽なら楽器とかまで作りそうなものだが
実際は、シンプルに合唱オンリーだった。
一般的に習うはずのリコーダーとか木琴とかトライアングルとか
一切の楽器を授業では習わず、6年間、ひたすら、合唱。

うちらの学年は上手上手とおだてられ、
学芸会ではオペラ風な劇をしたり、音楽会では伴奏なしで指揮だけの4輪唱したり、
普通の小学生ながらなかなかレベルの高い合唱団で
それは小さな72人の胸の中で初めて誇れることでもあった。

そんな訳でみんな音楽の時間が大好きだった。

みんなが音楽好きに育ったのは、私達の学年の音楽を担当していた秋野先生のおかげだ。
子どもの個性をのばすこの学校の、本当にバラバラな生徒たちを
秋野先生は、一人一人真剣に向かい合って、合唱の楽しさを教えてくれた。

手鏡を持ってくるようにいわれ、鏡で自分の口がちゃんと開いているか確かめながら唄う練習。
唄うときは、先生が指揮をして一人一人じっくり観察する。
口がちゃんと開いていない生徒には、恥ずかしがらずにしっかり開けるようになるまで時間を割いて面倒をみた。
何よりも、指揮をする先生が一番大きな口を開けて面白い顔になっていた。

先生がよくやってた指揮は、
『両手を平行に動かし、4つ数えた後で空手チョップみたいに上の手を下へ振り落とすふり』。
音を太く長くのばして、スパっときるイメージだ。
体全体でリズムを伝えてくれた先生だった。

授業中、そうやって先生はもっぱら指揮をして、伴奏は恭平が弾いていた。

そう、彼は小学生の頃からピアノの天才だった。
みんなが2年くらいかかるバイエルというピアノ教則本があるのだが、
恭平はそれを1週間くらいで終わらせてしまったくらいだ。

「学校から帰ると1日8時間くらいピアノを弾いているのよ。」(お母様談)

次の授業が音楽だと、みんな休み時間の最初から音楽室に行って、
恭平の弾くクシコスポストに合わせて、ピアノのまわりをグルグル走った。

今思えば、小学校低学年とは思えない力強いタッチで弾くその姿は、
作曲家の幽霊に取り憑かれているんじゃないかという程の迫力があった。


そんな恭平が東京芸大の指揮科に入ったと聞いても何も驚かなかった。

『やっぱりね、さすがだわ』と思った。

そして、恭平がオペラを中心に指揮をふっていると聞いて

『嗚呼、あの頃の音楽の授業が原点なのかもしれない』と胸が熱くなった。

ずっと指揮者の一番近くから、

唄うみんなを見ていたのは恭平だったから。


案外、自分の天職って子どものころから身近にあった物事だったりするもの。


好きなことを思いっきりやらせてくれる学校だったから
てんでバラバラな進路に進んだ同級生の近況を聞くのがとても楽しい。

そろそろ同窓会でもしないかな。

そんな事を考えながら家路についた。

Feb 21, 2011

世界らん展日本大賞 International Orchid Festival



























今週から東京ドームで行われている世界らん展のポスター、チケット類をつくりました。

イギリス時代にルームシェアしていたくりちゃんことkeiko kuritaちゃんに
撮影をお願いできた、嬉しいポスターでございます。

招待券を頂いたので母と19日に行ってきました。
PHOTO BY soo  














撮影のときに初めて、蘭にもかなりの種類があることを知ったのですが
らん展では、THE蘭というものから、これ蘭?!というものまで種類が半端なかったです。
360度お花に囲まれていい香りに包まれて、まるであの世(天国)のようでした。

 日本でこれだけの蘭が集まることは、この世界らん展以外ないと思われます。
夕方から安く入れるイブニングチケットもあるので、興味のある方はぜひ。
 27日まで。

こんな蘭もあるんだなー。
かわゆす。
繊細な和蘭が好きです。
すてき。
葉から花が!
ブーケみたい!


ちゅらうみ水族館のコーナー。花と魚のコラボ。
け、煙が!
はげしいディスプレイ。
蘭で直径1mはあろう丸を…。おばさま達に人気でした。
蘭が着物に。
渋くていいね。
いつの間にこんなグッズ展開が…?!ww
様々なグッズに驚いたけど、記念に購入。
クッキーまで!
売れていた。

Feb 18, 2011

Happy Birth Bear

photo by soo  
会社の先輩に男の子が生まれた。
ヨーロッパでは、昔から赤ちゃんが生まれると「ファーストベア」といって、
最初のお友達としてくまのぬいぐるみを送る習慣があるらしい。

そこで社員みんなで、ティディベアをプレゼントすることになった。

Kaoさんというティディベアアーチストの方に
オーダーメイドでお願いしたそのベアは
やぎの毛皮を使い、リボンやマフラーの着替えもつけてくれて
もちろん赤ちゃんの名前いり。
しかもベアの入った箱がとてもかわいい!


突然先輩のもとにみんなで押し掛けて渡すと、
普段クールな先輩がしどろもどろな照れリアクション。
そんなリアクションが見れてみんな満足でした。

Y先輩、おめでとうございます!

Feb 17, 2011

イギリス 2006 UK <4> 生活 Photo

photo by soo             
庭での洗濯が気持ちよかったロンドンのおうち
お庭でルームメイトたちとBBQしたり。


 

盛りつけはダイナミックに!
夜はBrick Lnでわいわいビールを呑んだり。
2006年は猛暑で、冷房完備じゃないロンドンでは、アイスが毎日売り切れ状態!

なにこの番組ー?わんこが縦横無尽に歩いてるんですけど。

cotswoldsの方で食べたスコーンの美味しいこと!!Clotted creamを初めて味わった。

飼い主はどこへいったんだい?

武蔵美の同級生柳沢知明、通称ヤッチの留学先RCAへお邪魔した。研究室っぽい!
ヨーロッパの画家はこういう光で絵を描いていたのね。

かわいい鳥かごがいっぱい。

Feb 14, 2011

St. Valentine's Day

PHOTO BY soo           
























バレンタインデーは、会社のみなさんにクッキー作りました。


ウサギの型でリベンジなのです。。。

Feb 11, 2011

巴馬ロハスカフェ BAMA LOHAS CAFE

雑誌ソトコトのADをしていた本田晶大さんと、オープンしたての銀座巴馬ロハスカフェへ行った。

今回、一緒にお店のロゴとビールラベルをデザインさせてもらったからだ。

お店はランチだったのにほぼ満員!夜は予約しないと入れないほど大盛況らしい。

ソトコトプロデュースのそのお店の売りは、巴馬の火麻油だ。
中国の巴馬という地方は長寿の村があり、  そこで摂取されている麻の油が体に良いとか。。

あらゆる料理にその火麻油が使用されていて(デザートにも!)味付けは本格中華。
本格中華料理屋で長いことバイトしていた私も納得の味だった。
とくに山椒がきいた蝦の炒め物(名前忘れちゃった…)と麻粥がとても美味しかった。

また、良い野菜も売りで、お腹いっぱい食べてもまったく胃がもたれない。
なんか食べてるだけで健康になった気分にさせてもらえる中華料理だ。

私たちがラベルをデザインさせてもらった火麻麦乃酒は、
ビンの中で酵母が発酵していく、私の大好きなタイプのビール。

ベルギービールや濃いめの地ビールが好きな人にはとてもおすすめ。

お腹いっぱいでお土産まで頂いて、とても幸せな気分にさせてもらった。

銀座にお立ち寄りの際はぜひ。
PHOTO BY soo      
麻の実と葉をイメージしたラベル。
すっごい美味しかった蝦の山椒炒め的な料理。

素材の味で勝負!な野菜蒸し。塩胡椒で。

大好きな油淋鳥。油が良いからかまったくもたれない。



杏仁にも麻の実と火麻油+ハチミツが…。美味!
隈研吾氏が内装を手がけた、落ち着いた雰囲気の店内。